秋の花を楽しめる観光地

静岡県立森林公園

秋の森林公園

奥浜名湖の静岡県立森林公園は、100種類の野鳥や昆虫がすむ
自然公園です。天然のアカマツ林を中心にした豊かな自然に恵まれた自然公園で、215ヘクタールの広大な面積を持ち天竜奥三河国定公園でもあります。温帯・暖帯・亜熱帯の1,000種類の以上の植物や約80種類の野鳥が確認され、そこに生息している昆虫とともに四季の変化を感じることができるでしょう。園内にはビジターセンターの「バードピア浜北」、宿泊研修施設「森の家」、「キャンプ場」、木工作ができる「木工体験館」などの施設があります。他にも公園内には森林浴にぴったりな遊歩道や、自然の中で体を動かせる広場、長さ150メートル、高さ50メートルの吊り橋「空の散歩道」、大きな屋根のステージがある「イベント広場」、20種類ほどの木製遊具がある「冒険の森」に芝生広場の「スポーツ広場」、バードウォッチングが楽しめる「野鳥の森」などもあります。ホタルの観察やムササビ観察、バードウォッチングやネイチャークラフト体験など自然と触れ合う体験ができるイベントも開催していますので、子供連れのファミリーでも一日中楽しむことができるでしょう。10月下旬~12月上旬にかけてモミジやカエデが色づきますので、各所で紅葉も見られます。

松永記念館

小田原にある松永記念館には、美しい庭園と文化財の茶室があります。ここは「電力王」「電力の鬼」と呼ばれ近代数寄茶人としても知られる、松永安左エ門(耳庵)の自宅庭に建てられた記念館です。晩年は板橋で暮らした作家、中河与一のコレクション、近代小田原三茶人と呼ばれる益田孝(鈍翁)、野崎廣太(幻庵)、松永安左エ門(耳庵)の書や遺品などが展示されています。2階にある和室の太い大きな床柱には、宇治平等院の山門に使用された古材が使われています。昭和61年に移築した野崎廣太(幻庵)の茶室「葉雨庵」や、松永安左ヱ門の居宅「老欅荘」など有形文化財となっている貴重な建物も見学することができます。日本の歴史公園100選にも選ばれた庭園には奈良・平安時代の石造物が点在し、西洋シャクナゲの大木、スイレン、菖蒲、椿、梅など四季を通じて様々な花を観賞することができます。1月から2月にかけては小田原市の花にもなっている梅、4月には漢方薬として使われるテンダイウヤク、5月には池に浮かぶスイレンやアジサイ、6月には花菖蒲が花を咲かせます。紅葉の見頃は11月下旬~12月上旬で、老欅荘のシンボルであるケヤキのほかにもハゼ、ニシキギ、モミジが黄色や紅に染まり、松永記念館を包んでいきます。

箱根強羅公園

箱根強羅公園は四季を通して花が楽しめる庭園です。大正初期に造られた歴史あるこの公園は、噴水池を中心として桜やツツジ、アジサイやバラなど四季を通じて様々な花が楽しめる洋風庭園です。園内にはブーゲンビレア館、熱帯植物館、ハーブ館などがあり、大正時代につくられた有形文化財の茶室「白雲洞茶苑」で点茶も楽しめます。静岡でも有名な紅葉の名所で噴水より上の木々に落葉樹が多くあり、秋のモミジは鮮やかな美しい色に染まります。ブーゲンビレア館ではエキゾチックな南国の香りが漂い、日本最古のブーゲンビレアを中心にハイビスカスなど色鮮やかな珍しい花々が観賞できます。熱帯植物館では熱帯植物をテーマに、シンボルのキャノンボールツリーを中心に巨岩から落ちる滝がせせらぎを作って熱帯の植物の間を流れるという、トロピカルムード溢れる場所となっています。ハーブ館は日本で最初に熱帯ハーブを集めた展示温室で、香りのハーブ20種類をはじめ全部で70種類の熱帯ハーブがあります。ローズガーデンはバラの甘い香りが溢れるバラの楽園で、約140品種、1,000株のバラが植えられ、春の新緑、秋の紅葉とのコラボレーションも美しいです。物作りの楽しさが実感できるクラフトハウスでは陶芸、吹きガラス、サンドブラスト、ドライフラワーアレンジメントが楽しめ、観光の思い出に自分だけのオリジナル作品をつくることができます。