夏の花を楽しめる観光地

夏を彩る花の名所

川口湖と紫陽花

初夏から夏にかけても静岡県では色々な花を見ることができる名所があります。6月の梅雨でお出掛も減りがちな季節になりますが、この時期に楽しめる花もたくさん!静岡は、山間部と沿岸部の標高差があることから、高原では涼しくさわやかな花たち、海岸周辺では、海にぴったりな夏の花が見られる名所など、この季節ならではの名所・観光地を紹介します。

河口湖オルゴールの森

河口湖にあるオルゴールの森は、緑豊かな河口湖畔の25,000平方メートルの敷地に中世ヨーロッパの王侯貴族の館を再現した建物が立ち並び、その周りには多くの花が咲き誇ります。敷地内には美術館やミュージアムショップ、コンサートホールやレストランが点在し、歴史的にも貴重な演奏楽器やオルゴールの姿や演奏を楽しむことができます。コンサートホールではアンティークオルゴールや自動演奏楽器が展示され、往年の響きそのままの演奏を聴くことができます。豪華客船タイタニックのサロンに置かれる予定だったオーケストリオン、自動ヴァイオリンなど貴重な展示品もあります。エントランスホールで豪華なダンスオルガンが奏でる音楽は、オーケストラ級の大迫力でしょう。自動人間43体が楽器を演奏する様子も圧巻です。また館内にある手作りオルゴール体験工房では、観光に訪れた方もオリジナルオルゴールを作ることが出来ます。「フラワー&ローズガーデン」では自然風景式庭園に600以上の品種、約3,500株のバラが植えられており、河口湖の風景や樹木などの自然に見事に調和しています。見頃は5月~11月で、満開時期の6月中旬には豊かな香りがガーデン中に広がりバラの香りに癒されます。

小國神社

磐田にある小國神社は御鎮座1450年という歴史を持つ遠州の古社です。開運、福徳、縁結びの神様で知られ、花の名所としても名高い神社です。大社造りの本殿や拝殿のある境内は古代の森と呼ばれ、神社を囲うような樹齢数百年の老杉が荘厳な雰囲気を
醸し出しています。遠州一円の人々の信仰を集め正月には30万人もの人々の初詣で賑わいます。縁結びの木になる実「ひょうの笛」を恋愛成就のお守りに持つ人もいます。門前の「一宮花しょうぶ園」は、昭和35年に小國神社の境内地に散在していた野生の花菖蒲を神社門前の神饌田に試作し、品種の多様化につとめたことに始まります。各地より品種を集めて現在では園内に約130種類以上、40万本の花菖蒲があります。5月下旬~6月中旬には白・ピンク・黄・紫など色とりどりの花が次から次へ咲きます。11月下旬~12月上旬にかけては境内を流れる宮川沿いに約1,000本のモミジが紅葉の見頃を迎え、もみじまつりでは舞殿での琴の演奏やお茶会などが行われます。花菖蒲やモミジの他にも自然豊かな境内ではシャガやミヤマツツジ、梅など自然が織りなす四季折々の花を楽しめます。鳥居の横にはお土産処の小國ことまち横丁があり、名物の隠れ河原のかりん糖・森の茶・もち焼せんべいなどが販売されています。

加茂花菖蒲園

掛川にある加茂花菖蒲園は、江戸時代中期に建てられた庄屋屋敷「加茂荘」の門前に広がる全国有数の花菖蒲園です。屋敷の門前には100万株の花菖蒲が咲き乱れます。杉の山を背にした園内は昔ながらの趣で、色とりどりに咲く花菖蒲が日本的な風景を作り上げています。加茂家は桃山時代より続く庄屋で白壁・土蔵・長屋門をめぐらせた1773年築の古い庄屋屋敷です。白壁が続く古い庄屋屋敷の門前に広がる圃場には約1,500品種、100万株が保存栽培されています。江戸系・伊勢系・肥後系の3種類の系統がまんべんなく配置され、江戸時代から伝わる伝統的な古花から独自に作り出された多くの新花まで、多種多様の花菖蒲を楽しむことができるでしょう。花菖蒲の見ごろは5月下旬~6月下旬で、早咲き品種から順々に咲き進み、最盛期には様々な品種が咲き競います。また花菖蒲だけでなく、数百種のベゴニア、フクシアも楽しめ、往時の料理を再現した庄屋料理も観光客に人気があります。